〜遠征報告〜
                                                                                                komatsu@bassinheaven.com
アングラー 長野県/木島正樹
フィールド メキシコ/レイク・バカラック
期間 2014/GW7日間
使用ルアー ファットフリーシャッドBD7F・BD8F、ポップR、スウィッシャー、センコー7インチ、マグフルーク7インチなど

長年の夢だった憧れの湖、レイク・バカラックでのバスフィッシング


遂に長年の夢だった憧れの湖、レイク・バカラックでのバスフィッシングが叶った。

しかし、なんとこの時のバカラックは不運にも状況がとても悪いらしく、全然釣れていないそうだ。

多い人で1日20匹。それって状況悪いか?と思いたくなるが、本来であれば80〜100匹だそうで。

恐るべしバカラック…。 そんな中、果たしてグランデなヤツは現れるのだろうか!!


1日目

この日の朝一はペンシルベイトで広く探る釣りからスタート。

辺りはまだ暗闇に包まれていて、感覚と音を頼りにキャストを繰り返し、ここは出るだろうと思うスポットにルアーを片っ端から通していく。

しかし1時間近く誘ってみるものの反応が…ない。あれ?

日が昇り始め、ならば潜らせ系でジャークベイト、リップレスクランク、ディープダイバーの巻きで攻める!!…おや?

朝から早くもスローダウンなのか?!

仕方なく10インチワームのテキサスリグで岬、立木、水中島といったポイントをじっくりと誘う。が、無反応。

う〜む、早くも困った展開になってしまった。やはり状況が悪いのか…。

日は完全に上り、容赦ない日差しが照りつける。しかも蚊が元気に飛び始め、

いつの間にやら手がボコボコに腫れてしまった。食い気があるのは蚊だけかっ!!


しばらくして、浅瀬の広がるポイントへ移動。

水の透明度は意外にも高く(普段は濁っている)沢山の沈み岩が見える。しかもその周りには良型のバスが何匹もいるではないか!

バカラックでまさかのサイトフィッシング!?と思いつつ観察していると、同じ場所をそのバスは行ったり来たり…。

これって…スポーニング?

ガイドのジン(オシャレでナイスガイ!加えてボートの流し方がメチャ上手い!)に尋ねると

「そうだよ。ここはスポーニングエリアなんだ。」なるほどなるほど。

情報によると今年はかなり季節がずれ込み、スポーニングが遅れているそうだ。なんか食い気がない理由がわかったかも…。

 

ジンのアドバイスでポッパーを投げることにした。確かにこういった時期はポッパーが効く。

食性で訴えるよりも音に対する怒りや興味で食わす、まさにルアーフィッシングだ。

狙いはズバリ的中!ド派手なバイトでポッパーを丸呑みした。

サイズは45UPだったが、バカラックでのファーストフィッシュは正直嬉しかった。 その後チビバスを釣り、午前の部はエンド。

 

2時間のシエスタを取り、元気よく午後の部がスタート!

メキシコは午後になると必ずと言っていいほど強風が吹く。しかしこの風がまた気持ちよく、移動中はウトウト…。

ポイントに着くなり、ポッパーとスウィッシャーをひたすら連投!自分の考えではこの手しかなかった。

ジャーク&ポーズの極めて単調なアクションだが、これが効いた!

またド派手なバイトで40UP後半のバスが釣れ、立て続けに今度はポッパーで似たようなサイズが釣れた。

その後反応は無くなり、何を投げてもダメダメでこの日はエンド。



おいしい夕食を食べながらみんなで反省会。既に10ポンドオーバーを釣っている方がいて、

センコーのテキサスリグを沖合の5〜6mラインの岩場でズル引くとグランデが来る。

…そういった情報を聞き明日に備えることにした。そういえばセンコーなんて持ってない…なんてこった!



2日目

朝食を早々に済ませ、この日はバカラックロッジにある小さな釣具屋さんでセンコー探しからスタート。

過去の10ポンドオーバーの写真がズラリと並び、

実績のあるルアーもそれなりに揃っていた。当然、センコー(センコータイプか)も売っていたので3袋購入し実釣へ。

ガイドの間でもセンコーの話が出たのか、朝一からセンコーワッキーを投げろとの指示。

普段まったくやらない釣りなので上手くいくかどうか…。

急深な岩盤沿いをキャストしていくと無数のバイトがある。確かにセンコーは効くようだ。

しかし空フッキングの連発で体力消耗↓(全然のらね〜)

それを見ていたガイドのジンは「チキートォ〜!(チビバス)」と言いながら笑っていたが、こちらとしては泣きたい気分だ。

ポイントを移動し今度はスイミングワームを投げろとの指示。今日はやけに指示を出すな〜と思いながらキャストすると強烈なバイト!

プリプリの40UPが釣れた。ガイドの言った通りだ。しかし残念ながら午前中はこれだけだった。


午後は同行仲間のNさんとガイドのクリスピン(強面で無口だが、実はとても親切で優しい)と一緒に釣りをした。

Nさんは唯一の女性アングラーで、しかもワームマスターだ。

Nさんの釣りを真似てワッキーリグやテキサスリグを試すが、今一上手くいかない。結局、自分にはハードルアーしかないか。



Nさんの方が一枚も二枚も上手で、ワームの誘いが上手い!さすがだ!

しかし漸く自分のワームにもバイトが!ルアーはセンコーである。

これまたプリプリの元気の良い40UPだった。初センコーだったので嬉しかったが、やはり自分としては巻きで釣りたかった。

2日目はこれでエンド。異国での3日間の釣りなんて、本当にあっという間過ぎるのだ。


明日はとにかく巻き続けよう!



3日目最終日

泣いても笑ってもこれが最後。

朝からトップウォーター、ジャークベイト、スピナーベイトと好きなルアーを連投していくが、不発。

日が昇り、立木エリアでディープクランクを根掛かり覚悟で巻いていくと、ルアーを引っ手繰るようなバイトが!

50UP前後のナイスなバスが釣れた。その後スイミングワームの巻きで40UPを釣り、午前はエンド。


状況が回復し、巻きモノが効き始めたようだ。これなら…と期待が膨らむ。

勝負の午後、しばらく水中島周りでヘビキャロをぶん投げて様子を見る。バイトはあるものの上手くいかない。

やはり巻きモノか?ディープクランクに付け替えて岩盤、岬を攻めていく。反応は無いが出そうな予感…。

不意に沖目の立木が気になりキャストする。そういえば午前中も立木で釣れたし、10ポンドは深場に居ついているという情報。

ならばここしかない!

着水後、素早く潜らせ水中の枝にルアーを当てた瞬間、「グンッ!」という重いバイト。すかさずフルパワーでフッキング!

一瞬、ドラグが出てリールが巻けない。

「こいつはデカいっ!」

焦る気持ちを抑えながらゆっくりボートまで引き寄せる・・・


そしてついに手にした腹ぼてのグランデバス!61cm 9ポンド半。

10ポンドには届かなかったが、自分にとっては非常に価値のある魚でメチャクチャ嬉しかった!!

同船していたBHの小松さんとガイドのジンもとても喜んでくれた。小松さんから勝利の葉巻をいただき二人で吹かしながらビールを飲み、

そして日没までバスフィッシングを楽しんだ。。


レイクバカラックのポテンシャルには想像した以上凄みを感じた。状況が悪いながらもトップで出るし、ロクマルも釣れる。

こんな夢のような場所は日本にはないだろう…たぶん。

今回このようなツアーを組んでくれたBHの小松さん、また同行して下さった方、バカラックのスタッフ、ガイドの方々には心より感謝いたします。

皆さんのおかげで、とても楽しいバカラック釣行になりました。


夢は叶えるもの。いつか必ず、バカラックの10ポンドを手にしてみせる!その時までアディオス!!



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